うつ病を考える

うつ病の種類

うつ病の分類について
①アメリカの操作的診断基準DSMに基づき、その重症度から分類する方法
②うつ病の成因に着目し、心理的誘因が特定できるものとできないもので分類する方法
③うつ病の長期的経過に基づき分類する方法
などがあります。その中でも、③うつ病の長期経過による分類は
●躁うつ病
●反復うつ病
●単一エピソードうつ病
とに分けられます。

・躁うつ病

躁うつ病とは、うつ状態と躁状態を交互に繰り返す状態です。別名、双極性障害、または双極性感情障害とも呼ばれています。双極性障害の生涯有病率は0.2パーセントから1.6パーセントです。うつ病自体は、6パーセントから15パーセントですので、それと比べれば低いですが、決して珍しい疾患とは言えないでしょう。根治は困難とされていて、再発を繰り返すことが多い。そのため、生涯に渡って病と向き合い、薬物投与による予防が求められるのが実情です。

・反復うつ病

いわゆるハイで、エネルギーが高まった状態である躁状態と、落ち込み、エネルギーが低下した状態であるうつ状態を繰り返すのが躁うつ病であるのに対し、反復うつ病は、うつ状態を繰り返し生じる場合を言います。遺伝研究からは、反復性うつ病も躁うつ病も同一の疾患であるとされます。

・単一エピソードうつ病

単一エピソードうつ病は、再発しないうつ病です。これは躁うつ病とは異なる疾患であると考えられています。